NO INTER NO LIFE

インテルのこととか、ジェノアのこととか。

スポンサーサイト  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

tb: --   cm: --

ガスペリーニの3-4-3システムを考える  

151609.jpg
移籍市場も閉じて、最終的にフォルラン、サラテ、ポーリといった新戦力を獲得したインテル。これで今シーズンの顔ぶれは揃いました。このメンバーで果たしてどういった戦い方をしていくのかが、これから注目されるところだと思います。

ガスペリーニの代表的なシステムといえば3-4-3。プレシーズンから見てきても、ガスペリーニがインテルでこの3-4-3を使っていきたいと考えているのは間違いないです。しかし、今のインテルでこのシステム使うのは厳しいのが現状…。単純に選手の顔ぶれが3-4-3という型に当てはまらないのです。

では、今のインテルでこのガスペリーニの3-4-3を使うとどういった問題が出てくるのか?その影響をいくつか挙げてみました。続きからどうぞ。

その前にまずは今シーズンの顔ぶれを確認。新加入選手の背番号も決まりました!
→『インテル公式:スカッド欄

GK:1 ジュリオ、12 カステラ、21 オルランドーニ、33 ヴィヴィアーノ

DF:2 コルドバ、4 カピタン、6 ルシオ、13 マイコン、16 カルディオラ、23 ラノッキア、25 サムエル、26 キヴ、37 ファラオーニ、42 ジョナタン、55 長友

MF:5 デキ、8 モッタ、10 スナイデル、11 リッキー、18 ポーリ、19 クチュ、20 オビ、29 コウちん、48 クリセティグ、(77 ムンタリ様)

FW:7 パッツォ、9 フォルラン、22 ミリート、28 サラテ、30 カスタイニョス


悩むスナイデルの起用法


まず一番に問題になってくるのはこの部分。これまでスナイデルはガスペリーニの元で左のウィング、トップ下、ボランチの位置でプレーしましたが、未だに3-4-3でプレーするポジションがはっきりしていないのが現状です。

個人的にガスペリーニが就任した当初は、3-4-3のシステムを機能させるためにスナイデルを外すことも考えましたが、北京スーパカップ、Trofeo TIM杯と膠着した試合展開の中で、スナイデルの右足が違いをつくりました。システムに馴染んでいるとかどうかは関係なく、単純にスナイデルという存在がピッチ上に必要なことを証明したのです。

考えなければいけないのはスナイデルを使うか使わないかではなく、どうやってガスペリーニのシステムに馴染ませるのか、です。だとしたら現状3-4-3でスナイデルが生きるポジションはどこなのか。プレシーズンでプレーしてきたボランチと3トップの可能性について考えていきたいと思います。

■ ボランチでの起用
前に書いた今シーズンのベスト布陣の記事(これ)の中で、スナイデルとクチュをボランチで組ませるのがいいと答えましたが、よくよく考えればこのアイディアはナンセンスでした…。

ボランチでスナイデルの相方としてクチュを置くという意見は変わりありません。中央でスナイデルとクチュを組ませるのが一番バランスはいいと思いますが、マイコンが隣にいるとなると、それはまた別の話になってきます。

マイコンの攻撃参加というのは今のインテルの一つの武器です。加入当時の豪快なドリブル突破というのはなくなったものの、昨シーズンはセリエでトップクラスのアシスト数を記録しました。事実、マイコンのアシストにより救われた試合は数多くあったと思います。

今シーズンもアシストという形でチームの攻撃に貢献して欲しいのですが、カピタンというマイコンの守備的負担を軽減してくれる存在が側にいない中で、果たしてどれだけ攻撃面で力を発揮できるでしょうか…。

マイコンの攻撃力を生かしつつ、スナイデルも積極的に攻撃に絡ませる。そうなると、このクチュ-スナイデル-マイコンのラインは自然とボツになります。守備面でのリスクが高まるのは明らかですからね。

■ 3トップ左での起用
ここは本来、単独でも状況を打破できるFWが多く起用されるポジションで、スナイデルがやってきたこれまでの役割とは根本的な部分で違います。恐らく起用されるとなると、普通のウィンガーのようにサイドに大きく開くのではなく、少しトップ下に近い中央よりにポジショニングすることになるでしょう。

このポジションでプレーするスナイデルを個人的に見たことがないので、あくまで推測のような感じになってしまいますが、このポジションで求められるのは攻撃面でどれだけ違いを見せることができるにかかっているでしょうね。あとガスペリーニは3トップのサイドの選手に高い運動量を求めると思うので、スタミナ面でもどれだけ走れるかも注目されるでしょう。

しかし、左のウィングバックに入った選手の良さは引き出せると思います。中央よりにポジショニングすれば、サイドにも大きくスペースがあくだろうし、そこに例えば長友やオビが走りこめば、スナイデルから絶妙なパスが送られてくるのは間違いない。サイドからいい攻撃を組み立てられるかもしれません。

まとめボランチでの起用は、マイコンが離脱、もしくは別のポジションでプレーしないかぎり難しい。右のウィングバックとボランチの相方に、スナイデルの守備負担を高く背負ってくれる選手が配置されれば起用される可能性はあり。3トップ左のポジション起用に関してはボランチより守備面でのリスクは少ない。ただサイドという狭いエリアの中でのプレーとなるので、スナイデルの本来の良さは出てこない。

カピタンがカピタンでなくなる…?


世間ではスナイデルの起用法ばかりが目にいってますが、地味にこのカピタンの起用法についても注目すべきだと思います。インテルに加入してからというものの、チームのバンディエラとして常にピッチ上で戦ってきた我らがカピタンですが、今シーズンは出番の少ないシーズンになるかもしれません。

当初は左のウィングバックで長友とカピタンがポジションを争うかと思いましたが、プレシーズンからオビという選手がこのポジションで大活躍。最近では北京スーパーカップでのプレーが記憶に新しいかと思いますが、その後も監督は積極的に起用し続けています。とにかく、ガスペリーニのオビに対する信頼は絶大です。恐らく今シーズンの左ウィングバックは長友とオビがメインになるでしょう。

右のウィングバックはマイコンとジョナタンで回すと思います。ボランチでのプレーは、まずクチュが絶対的な存在としてもうガスペリーニの中では確立していると思うので、残る一つのイスを誰が奪うのか。ガスペリーニは攻撃面で違いを生み出せる選手を求めると思うので、カピタンとクチュを併用させる可能性は少ないです。

となると、残りは左のセンターバックになってしまいますが、このポジションでは恐らくキヴが一歩リード。ガスペリーニの3バックのサイドはビルドアップのときに目一杯ワイドに開くので、センターバックと同時にサイドバック的な要素も必要になってきます。キヴはその二つのポジションでプレーできますし、一番大きな利点は利き足が左足ということ。

プレシーズンからその左足から、いい攻撃を組み立てているので、レギュラーとしてプレーする可能性は高いです。ただ、やはり守備面に関してはカピタンの方が遥かに安定しているので、状況によって使い分けるかもしれません。

まとめ今シーズンはキヴの控えとしてプレーする可能性が高い。その他にも、クチュの離脱、両ウィングバックの選手が離脱してしまった時のバックアッパーとしてベンチに座ることが多くなりそう。

151671.jpg

サラテとフォルランをどうするか


エトーさんとパンデフを放出して、新たに獲得した前線の戦力。エトーさんという大事な得点源を失いましたが、昨シーズンはパンデフのゴールに期待できなかった分、意外とプラマイゼロの補強になったかもしれません。

ただ一つ心配なのが、エトーさんとパンデフとは違って、サラテとフォルランは中央でプレーするFWだということ。本来は3-4-3のサイドでプレーする選手ではありません。(まぁエトーさんも中央よりの選手ですが、3トップ左でも問題なくプレーできたと思うので…)

契約時にサラテにアシストボーナスをつけて、サイドアタッカーとしての要素を求めましたが、無理やり感は否めない。フォルランもセリエ初挑戦でイタリアのサッカーに馴染むのにも時間がかかる上に、慣れないポジションでプレーさせるとなるとすぐ結果がついてくるかは疑問です。どれだけ早く、ガスペリーニの3-4-3システムの中に馴染ませることができるのかが当分の課題でしょう。

プレシーズンから見てきて、今のガスペリーニの課題は守備というより攻撃面です。前線に人数をかけて、圧力のある攻撃を仕掛けても、きれいに崩せたシーンはほとんどありません。セットプレーで何とか得点をつないでるのが現状です。

恐らく序盤戦はこの攻撃が機能しなくて、イライラする状況が続くでしょう…。試行錯誤しながら試合を進めていくと思うので、結果が出ないと攻撃陣の顔ぶれも変わってきます。フォルラン、サラテだけじゃなく、ベンチにはカスタイニョス、リッキー、コウちん。スナイデルやマイコンというオプションもありますからね。選択肢は多くあるので、最終的にどんな顔ぶれで戦っていくかはまだ分かりません。

まとめまずは3-4-3のサイドで数試合フォルランとサラテを起用してみて、その結果これからの起用法について考える。うまく機能すればそれでよし。機能しなければ、カスタイニョス、リッキー、コウちんなどのオプションを使いつつ、改めてシステムを見直す。

ラノッキアの処遇について


先ほどチラッと触れましたが、左CBに関しては一先ずキヴで固定され、控えにカピタンが回るかたちになるかと個人的には思います。問題は中央と右のセンターバックの顔ぶれですが、ここはもうサムエルとルシオで決定でしょう。

ラノッキアには残念ですが、ベンチに座ることが多くなると思います。プレシーズンでいい結果を残せれば、まだ可能性はあったかもしれませんが、軽いプレーから危険な場面を演出してましたし…こればっかりは仕方のないことかと。ただルシオもサムエルもシーズン通して、ずっとプレーできるとは限らないので、中央か右のポジションが空けばすぐ起用されると思います。

まとめ3バックの基本的な並びとしてはルシオ、サムエル、キヴという顔ぶれになる可能性が高い。今シーズンのラノッキアはルシオとサムエルのバックアッパーとしてベンチに座る機会が多くなりそう。(あとラノッキアは背番号を変えてから、先代23番様にプレースタイルが似てきてる。)



ポジションが見当たらないスナイデル、純粋なサイドアタッカーではないフォルランとサラテをどうするか、今シーズンはバックアッパー的な存在になりそうなカピタンとラノッキア。ガスペリーニの3-4-3システムにすることによって、まず出てくるのはこれらの問題でしょうか。

まぁ合わないシステムを無理やり使うので、これくらいの影響は出てきますよね…。プレシーズンはほとんどが親善試合のようなものなので、あまり大きな批判はありませんでしたが、公式戦で不安定な守備と機能しない攻撃を露呈してしまうと多くの反発をうけると思います。

この3-4-3システムの有効性を証明するためには、序盤で結果を出すしかないですね。インテリスタ内ではすでに元のシステムに戻せとか、3-4-1-2にした方がいいとかの意見が沸々と出ていますが…、こういった声を払拭するためにもガスペリーニは早く結果を出さなければいけません。

とにかくセリエA開幕が決まった今週末のパレルモ戦は注目です。新戦力をどうシステムに組み込み、どんなサッカーを見せてくれるのか…、せめて今後に期待がもてるような試合内容は見せてほしいですね
Inter Milan 11/12の関連記事

category: Inter Milan 11/12

thread: 欧州サッカー全般 - janre: スポーツ

tag: まとめ  ジャン・ピエロ・ガスペリーニ 
tb: 0   cm: 6

コメント

出来れば、今いる選手を見て最良のフォーメーションに落とし込んで欲しいですよね。初めから343ありきのやり方ってのは、良くないな~と思ってしまいます。
それとあくまでも何となくなんですけど、冬に監督を変えそうな気がするんですけど、気のせいですよね・・・。

アルバオ #Evd4MnAg | URL
2011/09/07 23:15 | edit

Re: タイトルなし

今回の記事で、色んな問題点を挙げてきましたけど、個人的には監督が一番自信のあるシステムで挑んでほしいですw

フォーメーションというのは単なる最初の配置図のことで、重要なのはその配置で監督がどれだけ明確な戦術とビジョンを持ってるかどうか。選手に合わせたフォーメーションを考えるのは素人でもできますけど、問題はその中身だと思います。その並びでいいサッカーができるかが重要だと思うんです。

どんな監督にもそれぞれの考え方があって、一人ずつ自信のあるシステムを持っています。ガスペリーニの場合はそれが3-4-3なんです。浅い考えで下手にシステムをいじくっても、きっと機能しないと思うので…。個人的には、まず自信のある3-4-3で挑むべきだと思ってますし、ガスペリーニもきっとそうするでしょう。

まぁこうなることはインテルの監督に就任した瞬間から分かっていたことなので、私は覚悟をしてますwやれるところまで、とことんやって欲しいです。

それでも全く結果がでなく、EL圏内さえアウトしてしまったら、冬におさらばの可能性はあるでしょうね…。ただモラ会長は我慢強く見守っていくと思いますよwせめてCL圏さえ確保してれば、監督を変えることはないんじゃないかなと思ってます。

 ジニア #- | URL
2011/09/08 02:24 | edit

ほんと綺麗に崩した得点ないですよね(汗)インテルで343にする意味が未だに…
キエーボにもあの時期で負けたし
343まま行くとほぼ確実に解任間違いないと同時にインテル崩壊になりかねない

それと
スナイデルが左のトップで起用されたときは、3412と考えもらっていいでしょうね
スナイデルをボランチで起用するなら守備はトップ下で同様のように守備貢献度は低く、徐々にトップ下に君臨していき、3313のように1ボランチになっていくことでしょうね。
ガスペ監督にしては逆な意味で厄介な選手です(笑)

カピタンも心配ですね
恐らくスタメンから外れて、スーパーサブ的な役割になっていきそうですね
長友ならオビの方が期待持てるような気がするな…


ウィンチェスター #- | URL
2011/09/08 02:32 | edit

Re: タイトルなし

本当だったら昨シーズン使っていた4-2-3-1とか、4-3-1-2がベストなんですけどね…。メンバー的にも。
序盤は苦戦すると思います。そこで何を学び、改善できたかによってガスペリーニの去就は変わってきますよね。

元々、3-4-3にスナイデルの居場所はないので、どこに当てはめても無理矢理感は否めませんよね。少し変則的な3-4-3になるのは間違いないでしょうw

オビと長友ですか…。個人的には長友を推しますwオビはドリブルテクニックがあって、DFにプレシャーかけられても単独で突破してくれそうな印象はあるのですが、やはりここ一番のスピードとクロス、あとシュートの精度は長友の方が上だと思います。キエーボ戦でも印象に残るシュート放ってましたし、この間のプリマとの親善試合でもゴールを決めました。今、攻撃面で期待を持てるのは長友の方ですね。

まぁ少し贔屓目でみてるかもしれませんが…w

 ジニア #- | URL
2011/09/08 20:12 | edit

やっぱりバランス考えたらスナイデルは左ウィングでの起用がいいかもと思いました。
左スナイデル 真ん中フォルラン 右サラテ(アルバレス)がベストなのかなと。
アルバレス中盤も出来るのでアルバレスとクチュの中盤も見て見たいですね

さて、開幕戦が楽しみです♪

ウィンチェスター #- | URL
2011/09/10 03:02 | edit

Re: タイトルなし

3トップは悩ましいところですね。ただ現状"ベスト"な布陣は数試合見ていかないと、はっきり出てこないと思います。フォルランとサラテのサイドアタッカーとしての可能性も、こればっかりは実戦で使ってみないと分からないので…。

なので、私個人の意見は控えますw現時点ではガスペリーニがどうするかに注目してみます。

まぁとにかく開幕は楽しみですね!待ち遠しいです!

 ジニア #- | URL
2011/09/10 18:49 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://zinnia49.blog27.fc2.com/tb.php/372-ccf93f43
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

スポンサードリンク

ARCHIVE

CATEGORY

COUNTER

LINK

BOOKMARK

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。