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インテルのこととか、ジェノアのこととか。

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悪夢は続く…  

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カターニア 2-1 インテル(HT:0-1)
得点者:前半6分 カンビアッソ、後半2分 アルミロン、6分 ローディ

カターニア:21 アンドゥハル;3 スポッリ、6 レグロッターリエ、14 ベッルーシ;13 イスコ、4 アルミロン、10 ローディ、19 リッキウーティ(後半25分、24 デルヴェッキオ)、33 カプアーノ;17 ゴメス(後半36分、30 カテッラーニ)、18 ベルヘシオ(後半20分、11 ロペス)
控え選手:30 カンパニョーロ、7 ランザファーメ、12 マルケーゼ、20 シャッカ
監督:ヴィンチェンツォ・モンテッラ

インテル:12 カステッラッツィ;13 マイコン、6 ルシオ、25 サムエル(後半17分、2 コルドバ)、55 長友佑都;4 サネッティ、19 カンビアッソ、77 ムンタリ、5 スタンコヴィッチ(後半15分、11 アルバレス);7 パッツィーニ、22 ミリート(後半15分、28 サラテ)
控え選手:21 オルランドーニ、8 チアーゴ・モッタ、42 ジョナタン、30 カスタイニョス
監督:クラウディオ・ラニエリ

主審:ダニエレ・オルサート(スキーオ)
警告:前半43分 スポッリ、後半5分 カステッラッツィ、26分 サラテ、34分 デルヴェッキオ、49分 ベッルーシ
ロスタイム:前半1分、後半4分

試合後のコメント
→『ラニエリ:「手痛い敗戦だが、前を向いていこう」
→『コルドバ:「みんなで力を合わせてこの時期を乗り越えよう」
→『カンビアッソ:「また一歩後退してしまったのは残念」
→『サネッティ:「団結心を失わないことが大事」
→『カステッラッツィ:「審判も人間だからミスは仕方ないが………」


消極的になりすぎた前半


今日の最初の顔ぶれからデキをトップ下に置いた4-3-1-2を予想していたのですが、ラニエリはフラット型の4-4-2を採用。4-4の守備ブロックで失点のリスクを最小限にする戦い方を選びました。スタメンはGKカステラさん、DFラインは右からマイコン、ルシオ、サムエル、長友。中盤は右からカピタン、デキ、クチュ、ムンタリ様で2トップにパッツォとミリートです。

まずスタメンの段階から攻撃の組み立てに苦労するのは予想できました。コテコテのセンターフォワードでもあるパッツォとミリートを併用する場合、トップ下にパスを供給する選手を配置するのが本来必要なはず。ミリートとパッツォはフォルランのようなセカンドトップの動きはできませんし、鋭いパスやミドルシュートという武器も持ち合わせていません。ただ1トップでのプレー経験が豊富なミリートはDFを背負ってのポストプレーを得意としているので、この日の攻撃のカギはミリートがどれだけ下がり目の位置でパスを繋いでいけるかにかかっていました。

前半5分の得点シーンはまさにミリートのボールの引き出しから生まれた得点です。前半はほとんどカターニャに押し込まれてたとはいえ、あの得点シーンだけみれば、この日の理想的な攻撃でした。ミリートのポストプレーから、中盤が積極的に顔を出し、マイコンがいいタイミングで絡んでいく。このような攻撃を繰り返し展開できれば、また結果は変わっていたかもしれませんが…。先制点を得た後は自陣にこもり、ゴール前で守備ブロックを形成。完全に攻撃を放棄したような戦い方で前半を凌いでいきました。

恐らくカターニャのホームでの強さと「どうしても勝ち点を得なければならない」というラニエリの姿勢が、あの消極的な前半に繋がったんだと思います。もちろん守備に重点を置くことは悪くない考え方ですし、そうすべきだとは思いますが、攻撃の可能性は少なくとも残しておくべきでした。「まだ何かある」と思わせることで、相手守備陣は警戒しますし、積極的な攻撃を仕掛けにくくなりますからね。

先制点を決めてからのインテルは、ひたすら相手の攻撃を受けるだけ。相手にボールを持たせ、攻め込んできたところを網にひっかけボールを奪う。ただ奪った後にシュートまで繋げることができない。前にパスが繋がらず、ボールを奪われ、またカターニャにボールを回され押し込まれる展開…その繰り返し。

試合前にラニエリは「どうしても勝ち点を持って帰りたい」とコメントしていました。そのコメントを裏付けるように前半はゴール前を固め、ひたすら守り続けた。結果的に無失点で前半を折り返せたので、ラニエリにとっては思い通りにいった前半だったと思います。試合後のコメントで「前半の出来はよかった」と話しているのはそういったとこから来るのでしょう。

後半立ち上がりの2失点


わずか5分間の間に2失点し、逆転された後半の立ち上がり…。まず開始わずか2分で先制されました。立ち上がりは左サイドの長友やムンタリ、ミリートをうまく使いながら攻めていきましたが動きがかみ合わず。前でミリートがボールを奪われてからのショートカウンターで最後はアルミロンに芸術ループシュートで同点にされてしまいました。

後半立ち上がりから決して攻撃的にいっていたわけではなかったです。人数は揃ってましたし、一人ひとりがきちんと対処していれば防げた失点。あの場面はやはり、ルシオがボールを奪いにいき、かわされたスペースをつかれたのが大きかったです。試合後のコメントでラニエリは「(カターニアの)1点目の場面では、彼(ルシオ)は前へ出たなら、せめてファウルで止めなければいけなかった。」と話していましたが、まさにその通り。イエローカードをもらう覚悟でルシオはベルへシオを止めるべきでした。まぁあのループが想定外なので結果論なのかもしれませんが、ルシオの状況判断の甘さが招いた結果だったと思います。

二失点目のPKシーンもルシオもクリアミスから生まれたもの。ルシオの中途半端に処理したボールがリッキウーティに渡ってしまい、ルシオが少し前に出た背後のスペースをベルへシオにつかれ、そのままPK献上。カステラさんが実際に触っていたかどうかは分かりませんが、あの場面を突破された時点で一点ものだったので、相手を責めるより、まずは自分達の守備を見直さなければなりませんね。

二点目に関しては、失点して攻撃的になりすぎた結果でもあります。中盤が前にプレッシャーをかけ、ボランチとDFラインの間に広大なスペースが存在していた結果、ルシオも前へのパスの出しどころがなく、中途半端な処理に。これまでのラニエリの守備はあまりラインを高く設定しない守り方をしていたため、急に中盤がラインを上げても後ろが連動してこなかった。二失点目は甘い組織力の盲点を突かれた失点でもあると思います。

泥沼インテル…何でこうなった?


6試合で13失点はセリエAのクラブの中でワースト。開幕戦から守備が安定しないパルマの11、昇格組みのノヴァラの12、低迷しているボローニャの10より多いです。ちなみに現在インテルの順位は17位で降格圏内の一歩手前。戦績は1勝1分4敗で勝ち点はわずか4…。インテルというイタリア屈指のビッククラブがこのような順位にいるなど普通じゃ考えられませんよね。

個人的に今のこの状況は3つのことが大きく影響していると思います。

■ エトーさんの放出
まず一つにエトーさんの放出。エトーさんという存在がいなくなった影響はやはり大きいです。昨シーズンは個人の突破からチャンスメイクも演出してましたし、エトーさんという存在がピッチ上にいるだけで相手チームは警戒し、それに対する対策をとらなければなりませんでした。エトーさんが個人技で突破してくれればそれはそれでいいですし、マークをひきつけてくれればスペースが空き、攻撃を回しやすくなる。エトーさんという「存在」が色々な面においてインテルの攻撃を支えていました。

少し時代を遡れば、イブラヒモビッチがいた06-09シーズンの間もこのような戦い方で数多くの勝ち点を奪取。エトーさんとイブラがいた時代に数多くのスクデットを手にしてこれたのは偶然ではないと思います。それと同時にイブラヒモビッチが「優勝請負人」と呼ばれているのも決して偶然ではないでしょう。

シーズン全体でビッククラブと対戦するのはほんの数試合。ほとんどが中堅、それ以下のクラブとの対戦です。長いシーズン中、どんなチームでも良いときもあれば悪いときもある。必ず低迷する時期はあります。そのときに個の力で状況を打破してくれる選手というのはビッククラブにおいて、とても重要な要素なのです。試合全体の流れが悪くても、そういった選手の突破から生まれたワンチャンスがゴールに繋がる。サッカーを見てれば、かならずそういうシーンはありますよね。

これまでのインテルは選手の個性を絡めた攻撃を重視してきました。なので当然、選手が変われば、それまでしてきたインテルのサッカーはガラリと変わります。モウリーニョ時代は選手の個性を最大限に生かしつつ、うまく自分の戦術に取り込みましたが、あのような特別な監督がこの先インテルにやってくるか分かりません。どちらにしろ今は再び「個の力」に頼らざるを得なくなっていると思います。

ミリート、パッツォ、フォルランは組織の中でこそ輝きを放つ選手なので、組織的なサッカーができない今のインテルでどのように点をとっていくのか…。エトーさん放出の影響はかなり大きいと思います。

■ 怪我人の多さ
昔からインテルの頭を悩ませているのが怪我人の多さです。シーズン開幕してからまだ二ヶ月足らずですが、マイコン、デキ、長友、ジョナタン(加入前から)、ポーリ(加入前のは完治したけど、再び怪我)、ヴィヴィアーノ、フォルラン、コウちん、ラノッキア、モッタなどなど離脱者は相変わらず多いです。カターニャ戦ではサムエルも負傷し、離脱は2週間程度らしいですが、本当に怪我人の多さには毎年頭を悩ませられます…。

ベニテス政権だった昨シーズンの10月~11月ごろも離脱者が多く、センターフォワードがエトーさんとアリベックしかない時期もありました。あの頃に比べるとまだ人数は揃っている方ですが、エトーさんのおかげで厳しい時期を何とか乗り越えれましたし、最終的にCL圏内も確保できました。今年は…どうなるだろう(汗)

■ 選手の高齢化
ジュリオ(32)、カピタン(38)、ルシオ(33)、サムエル(33)、マイコン(30)、キヴ(31)、クチュ(30)、デキ(33)、ミリート(32)、フォルラン(32)と現在の主力メンバーの大半が30歳前後。当然、肉体的な衰えはありますし、運動量は少なくなり、3冠を獲得したシーズンから個人のパフォーマンスレベルも低下しています。恐らくトップレベルで戦えるのが、あと1,2年という選手は今のインテルに多いでしょう。

主力メンバーの高齢化がチーム全体に影を落としているのは間違いないです。エトーさんの放出は決まったことですし、怪我人の多さは偶発的なものが大半ですが、選手の高齢化問題は少しずつ取り組むことができる問題です。「世代交代」はいずれ直面する大きな問題でもあるので、コウちん、ポーリ、オビ、ファラオーニ、リッキー、カスタイニョスといった若手選手に出場機会のチャンスを与えるのも悪くない考えだと思います。

もはやラニエリという監督一人の問題ではありません。クラブは将来を見据えた方向性を見出し、選手はトップコンディションとモチベーションを維持し続ける。一人一人が前を向いて考え、直面している問題に取り組まなければ、この苦しい時期を乗り越えるはできません。今シーズンはインテルというクラブの真価が問われるシーズンとなりそうですね。

CLリール戦に向けて


すでに遠征メンバーは発表されています。
→『UCL、リール対インテル戦:21名の招集メンバー

ジュリオとスナイデル、キヴとオビも復帰しました。しかし、カターニャ戦で負傷離脱したサムエルとCL登録外になっているコルドバさんとムンタリ様は引き続き試合に出場することはできません。このタイミングでコルドバさんを起用できないとは…これほど痛いことはないです。恐らく当日のルシオの相方はキヴかクチュになるでしょう。

リールに関しては詳しくないのですが、若い選手が中心でプレミアでも活躍していたJ・コールやアーセナルが獲得に動いていたアザール、前線の絶対的なストライカームサ・ソウという豊富なアタッカー陣を揃えています。高い運動量と攻撃力…後手に回ると寄って集ってゴールに迫ってきそうですね。今インテルが一番苦手とするタイプのチームだと思います。サムエルが抜けた穴はやはり心配ですが、スナイデルの復活劇を信じ、少なくとも勝ち点だけはミラノの持って帰ってきましょう!
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