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インテルのこととか、ジェノアのこととか。

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マリーノ就任からの5試合を振り返る  

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マンフトでも話題になったパラシオのスーパーゴール。ご存知の方も多いかと思いますが、保守のため動画を載せておきます。コーナーキックからのボールをニアに突き刺すシュートはイブラヒモビッチや、なでしこ澤選手がやってたりしましたが…、ふわりと浮かしてファーサイドに突き刺すこのゴールはあまり見たことがないですねwすごい…。



前節ナポリ戦ではエリア外からの壮絶なボレーシュートを突き刺しましたし、今のパラシオは最高の状態にあると言えるでしょう。新たにジェノアに加入したジラルディーノ、そして攻撃的サッカーの思想を持つマリーノの就任。この二つの要因がパラシオのパフォーマンスを引き出していると言っても過言ではないと思います。事実、年明け早々の怪我からの復帰戦で久しぶりのゴールを決めると、続くパレルモ戦では2得点、ナポリ戦でも2得点、ラツィオ戦で1得点と4試合で6ゴールという大車輪の活躍!しかもその半分がジラルディーノのアシストによるものでした。

ジラという最高のパートナーを見つけ、マリーノの攻撃的な思想がピッタリはまったパラシオとジェノア。ホームゲームではウディネーゼ、ナポリ、ラツィオと上位陣を破る快進撃を見せています。しかし、そこまでの過程は前途多難。そう簡単なものではありませんでした…。今のジェノアの強みと弱み、前政権との変化を比べながら、マリーノが就任してからのリーグ戦5試合を振り返ってみたいと思います。

まずは1月8日のカリアリ戦から。この先ちょっと長めです。


最悪のゲームだったカリアリ戦


8日に行われたアウェイでのカリアリ戦には夏からのラブコールを続けて、ようやく加入してくれたジラルディーノが召集メンバー入り。この日はさっそくスタメン出場しました。しかし、年明けの練習でパラシオとカラーゼ、ヴェローゾが負傷。ベストな布陣では挑めませんでした。
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ズデネク・ゼーマン思考主義でもあるパスクワーレ・マリーノのサッカーは文字通り「攻撃」が中心。今シーズンはマレザーニの元、保守的なサッカーが続いていたジェノアにとっては大きな指針転換です。初陣となったこのカリアリ戦でも、マリーノはさっそく3トップを採用しました。

さて、どんなサッカーを見せてくれるのかと期待したのも束の間。ピッチ上では守りの時間帯が続いており、マリーノ自慢の3トップの両翼は折れて、システムはもはや5-4-1の状態。しかし中盤の人数を増やせど、それが守備的という意味で繋がったといえばそうではなく、カリアリのパス回しに振り回され、空いたスペースから次々と決定的チャンスを与えてしまう。プレッシングが弱いため、守りは全て後手後手。マリーノ自慢の攻撃的サッカーを見せるきっかけすら掴めません。

前半12分にはエリア内でクツカがコッスを倒してしまいPK。それをラリベイが難なく決める。その後もカリアリのペースが続いたこの試合。何とか攻撃に転じようとするも、前線ではジラが一人孤立状態で中々ボールが収まらない。前半35分にはPK献上したクツカがホルケアと交代でベンチに下がる。ホルケアを中盤の高い位置に置き、前線との供給源を確保するも、それが実るシーンはなく前半は終了。後半からはビハインドを背負ったジェノアが積極的に攻めあがるが、それが得点に結びつくことはなく、逆にCKからカリアリのカウンターを受けて2失点目。

それでも攻め続けるジェノアでしたが、21分にまた似たような形でカウンターを受けてしまい、それを防ごうとモレッティがイバルボを倒して一発退場。後半27分にはダメ押しで、左サイドからのクロスをグランクヴィストが自身のゴールに押し込んでしまい、3失点目。(最後の失点は触らなくてもラリベイが押し込んでいたと思う)

あの1-6というナポリ戦の衝撃的敗戦のショックが色濃く残る中、この新生ジェノアに期待していた部分は少なからずありました。それがこういう結果となって出てしまったこと。さらにはカリアリに手も足も出なかったという内容。この敗戦のショックは大きかったです。ジェノアデビュー戦でもあるジラルディーノはろくなシュートはおろか、ほとんどボールすら触れない状態で試合を終えました。

▼カリアリ戦のハイライト▼

szólj hozzá: Ca 3-0 Ge

緊急事態の中でも手にした初勝利


その翌週に迎えたホームでのウディネーゼ戦。前節でレッドカードをもらったモレッティは出場停止。さらには練習中にダイネッリが怪我をしてしまい離脱。去年の暮れに怪我をしたアントネッリ、コンディション不良で今シーズンほとんど試合に出ていないボボ、年明け早々の練習で負傷したカラーゼと、DFは火の車状態。まさに緊急事態の中で挑んだ一戦でした。
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守備陣が火の車状態の中で最終ラインをどうやりくりするのか。その答えはロッシをセンターバックで起用するという方法でマリーノは応えました。ロッシといえば本来、中盤でも攻撃的なポジションでプレーする選手。右サイドバックでのプレー経験はありますが、センターバックでのプレー経験はゼロに近いです。最終ラインに入ってるメストもコンスタンも本来は中盤での攻撃的な選手なので、本職のDFがグランクヴィスト一人しかいないというまさに緊急事態。

このような状況の中でマリーノはどういう守り方を指示したかというと、図のようにメストが中に絞り、右サイドのヤンコビッチを深い位置まで戻ってこさせるという5バックのような状態にしたのです。守備能力の低さを運動量と人数でカバーし、スペースを埋めて相手のボールを引っ掛ける守り方にしたわけですね。

この日のウディネーゼはミッドウィークにコッパ・イタリアを戦ったせいもあるのか、全体の運動量は少なく、動きにもキレがありませんでした。この日の得点はCKのセットプレーとPKのみ。張りぼてラインで挑んだ一戦でしたが、結果的に流れの中での失点というのはなかったです。もちろん危ないシーンは何度かありましたが、そこは守護神フレイが神セーブを連発。この日の守備はある意味、フレイがいるからこそ成り立った守備だと思いますw

この試合のマンオブザマッチは間違いなくフレイですが、攻守におけるヤンコビッチの動きが試合を変えたのも事実。マリーノの采配フレイの神がかりパフォーマンス違いを生み出したヤンコビッチの動き。この3つが勝ち点3をもたらしてくれたのは間違いないでしょう。特に前線のパラシオとジラルディーノ+右サイドのヤンコビッチという構図は、この先マリーノが4-3-3からフラット型の4-4-2に移行するキッカケにもなった試合だと思います。

▼ウディネーゼ戦のハイライト▼

szólj hozzá: Genoa vs Udinese 3:2 HIGHLIGHT


最終ラインが崩壊したパレルモ戦


ウディネーゼ戦から一週間経っても最終ラインは火の車状態。モレッティは謹慎処分から復帰しましたが、前節で一発レッドをもらってしまったロッシが出場停止に。そのためミッドウィークのコッパ・インテル戦でトップチームデビューを果たした若いサンピリージ君をこの日は右サイドバックで先発起用。そして、メストが左サイドバックでプレーするという珍しい形に。ヴェローゾは怪我からの復帰が間に合わずセイモールが中盤でビオンディーニとコンビを組み、念願のジェノア復帰を果たしたスクッリがさっそく起用されました。
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ミッドウィークのコッパ・インテル戦では控え中心のメンバーで挑んだこともあり、主力の動きはキレキレ。これまでのジェノアのアウェイの立ち上がりというのはゆる~くスタートして、おろおろしてる間に失点というパターンが多かったのですが、この日は立ち上がりから積極的に攻め上がる。初戦のカリアリ戦とは大違いで、相手に主導権を握らせまいと懸命に走っているジェノアの姿がそこにはありました。その辺はマリーノの攻撃意識が浸透してきた結果なのかもしれません。

その姿勢が功を奏したのか、前半13分には早くも先制点が生まれる。ヤンコビッチの縦パスから鮮やかに抜け出したジラが、右側を走ってきたパラシオにシュート性の早いボールを送りゴール!理想的な時間帯、理想的な展開からのゴールでした。さて、ウディネーゼ戦の勢いをそのままこの試合にも持ち込めるか…と思い込んだのもつかの間、前半終了時には1-3という悲劇的スコアで折り返してしまう。

後半になるとバルザレッティのハンドから、パラシオがPKを決めるも、75分には最終ラインを抜け出したミッコリが難なく押し込み、84分にはセットプレーからミリアッチョがヘッドで決めて3点差。終了間際にヤンコビッチがCKからのこぼれ球を押し込むも、時すでに遅し。最終的に3-5という有り得ないスコアで試合を終えました。

この日の敗因は間違いなく「守備」です。特にマークの受け渡しだったり、自分のマークしなければならい選手を見失うシーンが多く、常に最終ラインは混乱していた印象。その辺はハイライトを見ていただけたら分かると思います。DFの離脱者が多かったと言えば言い訳はできるかもしれませんが、基本的な守備戦術もできてないように感じました。ひょっとしたら守備の練習ほとんどやってないんじゃ…と考え始めた一月の終わりです。

▼パレルモ戦ハイライト▼

szólj hozzá: Palermo v Genoa 5:3 GOALS

ホームでの強さを見せ付けたナポリ戦


火の車状態だった最終ラインもようやく元の形に戻ってくる。年明け早々に負傷したカラーゼが約一ヶ月ぶりの戦列復帰。グランクヴィストとコンビを組み、モレッティは左サイドバックへ。あと前節とは違って、スクッリとヤンコビッチのサイドが逆になりました。この試合からシステムとメンバーが固定されるようになっていますね。
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ウディネーゼ同様、この日のナポリもミッドウィークにコッパ・イタリアを戦っていたことから疲労もあったのか、マッジョ、カバーニなどの主力を温存していたのか、お互いの意思疎通が合わず精彩を欠いていたシーンが多かったです。ジェノアもフラット型の4-4-2にしたものの、決してインテルのような厚みがあるわけではなく、中央のスペースからサクサクとボールを通されていました。本来のナポリのパフォーマンスだったら簡単に突破されていたでしょう。

しかしそんな些細なスペースが何のその。この日も玉砕覚悟の攻撃的サッカーで攻めて攻めて攻めまくるジェノア。ナポリの攻撃陣を物ともせず、真っ向勝負でぶつかっていきました。その姿勢が功を奏したのか、前半30分。ジラの頭で落としたボールをパラシオがワンバウンドのボレーシュートでエリア外から突き刺す!本当にゴラッソのプレーでした。

その6分後に早くも2点目が生まれる。中央に下がったジラがボールを引き出し、左サイドのビオンディーニ→スクッリにボールを預ける。そのままゴール前に駆け上がったジラに、スクッリがサイドからクロスを合わせ、ジラがヘッドで押し込む!これまで多くのアシストで貢献してきたジラでしたが、これが自身の移籍後初ゴールとなりました。

前半終了間際にはカンナバーロが負傷退場し、マッジョが投入。そのまま後半へ。そのまま攻撃に手を抜かず攻めまくるジェノアでしたが、後半11分にカバーニが投入されると何やら不穏な雰囲気が流れ始める。しかし、それでも追加点が舞い込んだのはジェノアの方でした。

ナポリの攻撃を防いだ後のシュートカウンター。高い位置にいたモレッティがサイドにいるスクッリにボールを預け、そのスクッリはワンタッチで中央にいるジラの足元へパス。そのままジラがボールを運んでいき、空いているDFラインの右側のスペースにパス→そこに走りこんだパラシオがダイレクトで打ちゴール!パラシオのシュートもそうですが、ジラの絶妙なパスがゴールを生み出したのは間違いないでしょう。またまたジラのアシストでパラシオのゴールが生まれた瞬間でした。

3-0の圧勝の展開。もちろんあとは主導権を握って守るだけ…なのですが。今のジェノアはそれができない。後半35分にはパレルモ戦で散々やらかしたサイドからのロングボールに中の選手が対応できず、カバーニに頭で押し込まれる。その1分後にうまくDFラインの裏に抜け出したラベッシがそのまま押し込みゴール。いや3分間で2失点て…。

ナポリ戦はリードを奪えても、守りきれないジェノアの脆さを露呈させてしまいましたね。しかし小さい守備面でのミスを除けば、そこまで悪い試合内容ではなかったようにも思えます。攻撃に関しては100点満点。日に日に高まる2トップの連携とヤンコビッチ、スクッリを絡めた素早い攻撃。スペースさえ与えれば、必ずゴールをこじ開けてくれるという期待感が今のジェノアにはあります。

▼ナポリ戦のハイライト▼

Genoa 3-2 Napoli 投稿者 goalsarena2012-2

ホームでの快進撃は続く!


ミッドウィークのアタランタ戦は悪天候のため延期に。一週間フルでお休みした後のホームでのラツィオ戦に挑みました。モレッティは練習中に怪我をしてしまいましたが、代わりに怪我明けのコンスタンが復帰。そのまま左SBに。ヴェローゾとロッシの復帰は結局、間に合わなかったため、メンバーは前節とほぼ同じ。
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この日も立ち上がりから果敢に攻撃を仕掛けるジェノア。すると前半10分に早くも先制ゴールが生まれる。ヤンコビッチのコーナーキックをパラシオがヒールキックで浮かせて、ファーサイドに沈める!文字にすると余計にわけが分からないゴールですが、動画があるのでそちらを参照(笑)

ミッドウィークにミランを破っただけあって、ラツィオに決定的チャンスを与えてしまうシーンもありましたが、またもや追加点はジェノアの方に。ラツィオの中途半端なパスを見逃さずスクッリがカット。そのまま前までボールを持ち運びクロス→マルケッティが弾いたそのボールを逆サイドにいたヤンコビッチがダイレクトで押し込み2点目!この左で崩して、ファーサイドで待機しているヤンコビッチが押し込むというパターンはほぼ狙い通り。ウディネーゼ戦でつかんだヒントをマリーノはうまく活用していると思います。明らかにこの右サイドでプレーするようになってから得点を量産していますね。

前半はラツィオ側にいくつか決定的なシーンを与えてしまいましたが、フレイ様のおかげで何とか無失点のまま前半を折り返す。後半になると予想外の展開からゴールが生まれる。キックオフ早々のロングボールに反応したヤンコビッチがDFラインの裏に抜け出し、そのままボールを隅に押し込む!2失点目はパスミスから、3失点目はガリードが転んでしまったために生まれた得点。ラツィオの守備陣は少しバタバタしていましたね。

しかしその7分後。ラツィオ同様、ジェノアの不安定な最終ラインが顔を出し始める。サイドの駆け引きからメストがルリッチを倒してしまいPK。そしてレデスマが冷静に決め2点差に。その後も試合スピードは止まらず、ジェノアが攻めてはラツィオが攻め返し、そしてまたジェノアが攻めるという展開が続き、最終的にはクローゼに押し込まれ3-2で試合終了。前節同様な試合展開で幕を閉じました。

▼ラツィオ戦のハイライト▼

Genoa vs Lazio 3:2 FULL HIGHLIGHTS 投稿者 maidb7abc

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ここまでのマリーノジェノアの総括


マリーノの攻撃はとにかく縦への展開が早いです。前線の選手は常に裏へのスペースを狙い、抜け出すことを試みる。縦へのパスが出せない場合は逆サイドに大きく展開して、また素早く縦への突破を試みる。なるべく時間をかけず、少ないボールタッチ数でアタッキングサードまで運ぶことを目的としていると思います。狭いスペースではワンツーで常に突破を考えており、ジラが壁の役割になってボールを送り出しているシーンをよく見かけます。

マレザーニのジェノアは守備に重点を置き、保守的で確実に勝ち点を狙うような戦い方でした。そのため攻撃に関しては選手に自由にやらせる風潮があり、練習で繰り返し行うような崩しのイメージが共有できていないので、攻撃を自ら仕掛けなければならない展開となると前線が停滞するようなシーンが多かったです。その点、今のジェノアは攻撃のパターンが明確で選手の動きにも迷いがありません。。この辺がマレザーニのジェノアとマリーノのジェノアの大きな違いですね。

しかし得点は奪えても、守備での失点が格段に増えているのも事実。今後の課題はこの点です。これまで5試合を含めた得点数は14で、同じく失点も14(コッパも含めると15得点16失点)。多くのゴールが生まれたとしても、その分、失点数がかさんでいるため結果的にはプラマイゼロになっています。これからジェノアが一つ上のレベルに上がりたいのであれば、守備面での課題は克服しなければいけませんね。

ただ本来、「得点を奪う」ということは「守る」より難しいもの。この得点を奪うということができているのならば、あとはやるべきことをやるだけです。はっきり言って今のジェノアはヨーロッパリーグに入れる戦力と資質を兼ね備えているチームだと思っています。一つ一つの課題を克服して、一歩一歩前に進んでいけばまたきっと道が開けてくるはず。09-10シーズン以来のEL出場を目指して突き進んでほしいです!

まぁまずは日曜日のカターニャ戦ですね。ヴェローゾとロッシが復帰できるという情報もあるので、ここ数試合固定されてきたメンバーをどういじくり、戦術を変えてくるのか。ここは注目したいところです。
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